P&G式 伝える技術 徹底する力 / 高田誠

プロローグ

  • 170年で作り上げた、800億ドルのビジネス
  • 日本の市場を変えた革新的技術とM&A戦略
  • P&Gに根づく企業理念(考え方・ノウハウ)
  • 「コミュニケーション力」という秘密

第1章 「伝える技術」で、「考える技術」を学ぶ ーコミュニケーション力の礎、「論理力」の磨き方

  • (1)「3つにまとめる」のがP&Gのコミュニケーション
    • コミュニケーションの礎は論理力
    • まずは書いて、3つにまとめる
    • 論理的なコミュニケーション力が、ビジネスの成否を決める
    • なぜ「3つ」、なのか
    • メッセージトライアングル
    • リーダーシップにも不可欠な「3つにまとめる」論理力
    • 習慣になるまでやってみる
  • (2)「目的」へのこだわりが結果につながる
    • 事業仕分けのように、日々問いただされる「目的」と「理由」
    • すべての書類は「目的」の記述から
    • 無駄な活動をなくすための2つの質問
    • 「目的」を定義する力ー目的を明確にするのは、実は簡単ではない
  • (3)「イシューシート」で焦点を絞る
    • 「イシュー(issue)」=論点・課題・問題点
    • イシューシートが解決した、商品化戦略の混乱
    • イシューを明確にし、対処できる人が優秀な人

 第2章 上司ではなく消費者がボス ー消費者とのコミュニケーションを徹底する仕組み

  • (1)ボスは誰なのか?
    • 合い言葉は、「消費者がボス(Consumer is Boss)」
    • 「世界中で、同じ商品を売る」ことは可能か?
    • 髭剃りと洗剤ーグローバルとローカルの両極にある商品
    • 質的調査で「何となく好き」という無意識を掘り下げる
    • ファブリーズー消費者が「諦めていたニーズ」を引き出す
    • 一消費者であり続けることが、成功への近道
    • 「信じて、繰り返す」ことで理念が動き出す
  • (2)ブランドビルディングで心をつかむ
    • 売上10億ドルのブランドを、23持っているP&G
    • 社会的な価値も生み出す、これからのブランドビルディング
  • (3)どんな企業なのかを知りたい消費者
    • 欧米と日本における企業ブランドに対する意識の違い
    • 企業広報で問われるのは企業の本質、化けの皮はすぐに剥がれる
    • サステイナビリティー経済と環境は両立する
    • 環境への重大なる責任=間違った一歩は踏み出さない

 第3章 全世界13万人の社員に「目的」を浸透させる ー「信じて、繰り返し、徹底する」組織マネジメント

  • (1)全社員が1つの目的のために働く
    • Improving Consumer’s Livesーなぜ企業「理念」ではなく「目的」なのか
    • 目的を仕事の「判断基準」とするための、組織全体のカスケード
    • 消費者からの「一通の手紙」に、確かな手応えを感じる
    • 目的を全社員で共有するために大事な3つのポイント
    • 「目的」があって、利益という「結果」がついてくる
    • ビジネスチャンスの時こそ、「目的」に立ち戻る
  • (2)Do The Right Thing(正しいことをする)
    • プライドを持って働くために
    • 「The Right Thing」の「The」に込められたメッセージ
    • 徹底した法令遵守が、ブローバル企業にとって必要不可欠な理由
    • 「新発売」の定義は?ー「正しい広告」も追求
    • 「正しいこと」を社内に浸透させるための広報部の役割
    • 「正しくないこと」には厳しく対処
  • (3)P&Gは「社員」で成り立っているー一人ひとりを尊重
    • 上司は部下に「あなたが大切」と伝え続ける
    • なぜP&Gは女性が働きやすいのか?
    • 上司に欠かせない、部下に対する「Demand」と「Care」
    • ワークライフバランスー人生の充実なくして、仕事の成功なし

第4章 グローバルなコミュニケーションノウハウ ーツールとしての「英語」を、いかに使いこなすか

  • (1)なぜ、英語を使うのか?
    • 英語は業務上のコミュニケーションツール
    • 英語によるコミュニケーションのデメリット
    • 英語を使うメリットの3ステージ
    • 翻訳の過程において、言葉の意図が特定される
    • 成功事例の活用は、イノベーションに匹敵する
    • 「中軸ビジネス」と「よく知らないビジネス」のバランス
    • 社内で有用なコミュニティを作り、維持するための仕組み
  • (2)「知識」を創ることから始まる
    • P&Gはまるで「学会」のように知識を集積する
    • 「Learnings」=“学び”を意識するということ
    • 「Learnings」とノウハウのまとめ方のコツ
  • (3)日本人がグローバルになるために
    • 「自分だけ」で考えようとする、日本人の島国根性と遠慮の意識
    • 「こっち」「あっち」という言葉は禁句
    • 「自ら情報提供」「顔と名前を売り込む」「手柄を語る」ー日本人がグローバル企業で成功するためにやる3つのこと

 第5章 なぜ170年以上も成長を続けられたのかー大企業病を防ぐ秘訣

  • (1)「二番ではダメなんです」
    • 「一番になること」、それがP&Gであるという信念
    • 中国でP&Gを急成長させた、たった1つの秘訣
    • 社内で「喜び」を共有する仕掛けー成功が成功を呼ぶ
    • 「小さいこと」も十分な強みである
    • 「強み」を具体化して考える方法
  • (2)自分たちは大きな象
    • 「簡素化」と「スピード」ー大企業病を回避したP&Gの取り組み
    • 社内で「抱え込まない」で、社外の能力を積極的に取り組む
    • 「シグモイドカーブ」を描き続けて、大企業病を防ぐ
    • 常に「不満足」で、次にやるべきことを考える習慣
  • (3)一人ひとりが力をつける
    • P&Gの社員が「仕事ができるようになる」ためにしている2つのこと
    • 「今日勝つことと、若手を育てることの両立」をどう達成するか
    • 自分の成長には、自分が責任を負う
    • 上司の重要な仕事は、部下の「役割」を明確に定義すること
    • コーチングとは、部下に任せ、部下のコンサルタントのように接すること

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